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2023/7/17

7月15・16日 呉松・庄内町夏祭り

 呉松町では、津島神社の祭りとして15日・16日と継承されています。初日は、曾許乃御立神社の一の鳥居前から出発です。呉松では、祭囃子や手筒花火も祖先から、引き継がれるすばらしい文化の夏祭りです。
 手筒花火は、幕末に水出観音で仇討ちを遂げた伊賀上野の柳清四郎が傷いたが、呉松の医師に治療を受け完治したので、そのお礼として青年に花火の製法をさずけて立ち去って以来、青年たちの自作による手筒花火が奉納されて、住民の眼を楽しませてきました。また、尾張の総本社津島神社には、毎年氏子代表が「津島詣」に出かけているとも伺いました。
 そして、決まり事だけにこだわらず、様々な工夫が凝らしています。その中で印象に残ったのは、夏まつりでの古くからおこなわれた盆踊り的(炭鉱節等)な踊りも加わりどこか懐かしくもあり、ア~祭りだなと思い起こされ、ホットした気持ちにさせられて一緒に踊りそうになりました。 
 呉松町の祭りには、だるまを壊し豊年祈願をする奇祭が存在します。一見乱暴にみえますが、きれいに壊して土に返す事で豊作を占う儀式として、子供から大人まで目を輝かせ激しくぶつけ合いを行っています。その廻りでは、若者がうちわを持って飛び跳ねる動作の「テレスコ」という踊りを延々と踊り続けます。庄内地区でも目にしないお祭りですので、来年は一度見学に来てみませんか。


 

 呉松町の錬成道場では、浜松和太鼓集団「茶打」による北浜中の皆さんが和太鼓による腹の底まで響くような演奏を披露されました。

  庄内町では、15日に津島神社境内で夏祭りを開催していました。子供たちと「庄内ハーモニー」の芸能発表が行われたり、庄内地区では多くの町で手筒花火が披露されています。ここ庄内町も保存会の人による手筒花火が盛大に行われました。
 多くの子どもたちが、芸能に参加して場を盛り上げると、親御さんや高齢者の顔からは最大の笑顔を誘っています。町の祭りほど世代間を超えた交流活動を促進させる基礎だと、改めて考え直しをしました。このような交流があれば、労せず、安心安全な町が形成されるのではないでしょうか。